糖尿病

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糖尿病とは、血糖値の異常な上昇により体調が悪くなる病気の事です。その名の通り、尿検査にて糖が検出されます。

水を多く飲むようになったり、嘔吐や食欲不振、さらに症状が進行するとケトアシドーシスという状態に陥り、命に関わります。原因として、人間では生活習慣病といって偏った食事内容が原因で糖尿病に陥るケースが多いですが、犬や猫ではインスリンの分泌量が少なかったり、インスリンがきちんと分泌されていても効きにくい、膵炎に伴い一時的にインスリンの分泌が低下している、などが挙げられます。血糖値の数値により、療法食のみでの治療や、インスリン製剤を毎日注射して血糖値をコントロールしてゆきます。

インスリン製剤と、専用のシリンジ

 

胆管閉塞

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胆管とは、肝臓内に分布するものと、胆嚢から続く総胆管があります。このいずれかの胆管内に閉塞が起こる事を胆管閉塞といいますが、閉塞の原因として炎症、腫瘍、胆石、奇形、横隔膜ヘルニアによる絞扼等が挙げられます。原因により治療法は変わりますが、内科的な治療で改善がない場合、手術が必要になることもあります。

 

拡張した胆管(赤丸)

 

胆管内に腫瘤を認める(赤丸)

お腹が膨れてきました

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今回はお腹が膨れてくる、腹部膨満という症状についてです。

原因として腹水(お腹の中に水が貯まってくる)、異常な胃腸内のガスの貯留、便秘などが挙げられます。食欲や元気があってもこういった症状が出ていることがあり、早い段階での診断、治療を行う必要があります。

レントゲンにて腹部のすりガラス状の陰影を認め、腹水が腹腔内に貯留していた。

腹水の検査を実施、伝染性腹膜炎(FIP)の診断。FIPは現在有効な治療法が確立されておらず、

緩和ケアとしての治療を実施していく。

膀胱結石

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本日は膀胱結石についてのお話しです。

犬と猫では膀胱結石のできる原因が異なる場合があります。犬の場合、細菌感染に伴い尿のPH(尿が酸性かアルカリ性かを示す数値)に異常を伴うとできる結石や、体質によりできるものなどがあります。猫の場合、体質によりできる結石が圧倒的に多く、犬では細菌感染により尿のPHが上昇し結石ができることもあります。小さな結石が尿道に詰まると急性腎不全を起こし、命に関わることもあります。大きな結石が存在する場合は手術により摘出が必要になります。体質により結石ができる場合、生涯結石予防の為の療法食が必要になります。

 

レントゲンにて結石の陰影を確認

摘出した結石。分析の結果はストルバイトとリン酸カルシウムの混合結石だった。

 

股関節脱臼

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本日は股関節の脱臼についてのお話です。

小型犬での発生が多く、交通事故や家庭内での高所や階段からの落下などが原因となることが多いです。激しい痛みを伴い、後ろ足を挙上します。治療法は、保存療法(脱臼をもとの位置に整復し、しばらく包帯で固定する方法)や外科手術(大腿骨頭切除術)などがあります。保存療法では再発率が高く、外科手術を実施するケースが多いです。

左側の股関節が脱臼している。

 

骨頭切除術を実施した後のレントゲン。骨頭が無くなることで痛みが軽減され、股関節内には徐々に組織が形成されてクッションの役割を果たし、ほぼ元通りの歩行ができるようになります。回復期間は年齢や性格により大きな差があり、数か月かかることもありますが予後は比較的良好です。

腫瘍について

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本日は腫瘍についてのお話です。

腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍(いわゆる癌)に分けられます。

良性腫瘍は命に関わることは少なく、部位や大きさによっては治療が必要になる場合もあります。

悪性腫瘍(癌)は命を脅かす恐ろしいものです。治療の方法は様々ですが、手術や抗がん剤治療などがあります。

また、副作用が抗がん剤ほど大きくない分子標的薬というお薬も腫瘍の種類によっては使用できる場合があります。

その他、補助的にサプリメント類を使用します。

 

呼吸が苦しいという主訴で来院された猫ちゃん。レントゲンで前胸部が真っ白になっている(赤丸の部分)。胸水が貯留しており、リンパ腫であった症例。

 

抗がん剤治療後のレントゲン。白かった部分がきれいになっている。この猫ちゃんは1年間抗がん剤治療を実施し、その後1年間再発は見られていない。

 

歯磨きしてますか?

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今日はデンタルケアについてです。

おうちのわんちゃん、猫ちゃんの歯磨き、デンタルケアをされている方は案外少ないのではないでしょうか。デンタルケアを全くしない場合、歯周病を引き起こす原因となります。最近では小型犬で9ヶ月齢から歯周病を引き起こす可能性があるという報告もあります。また、歯周病は歯や歯肉だけでなく、歯周病原細菌により心臓病をはじめ、腎臓、肝臓、関節、ホルモンへの影響があることもわかってきています。また、重度に進行すると顎の骨が溶けてしまうこともあります。歯垢や歯石が付き始めると歯磨きでこれを落とすことは難しく、全身麻酔下で歯石除去等をしなければなりません。

当院ではデンタルコーナーを設けております、これを機会にみなさんもデンタルケアをはじめてみませんか?

歯ブラシ、デンタルジェル、デンタルシート、デンタルガム各種取りそろえております。

歯磨きが出来ない子はデンタルガムだけでも試してみてはいかがでしょう?長く噛めるよう工夫がしてあります。

 

 

猫ちゃんにはスナックタイプがございます

 

 

明けましておめでとうございます

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昨年もたくさんの患者様に支えられて無事に新年を迎えることができました。昨年は地震や台風など大きな災害があったり、新しいスタッフが増えたり、大変な一年でした。獣医師、スタッフとも(猪年だけに)猪突猛進の勢いで精進してゆきたいと思います。


猫ちゃんの心臓病の新しい検査 / スナップ・proBNP

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ネコちゃんの心臓病は無徴候の場合が多く、聴診器を当ててもわからない場合が多く、症状が出てから初めてわかった例が少なくありません。

また、症状が出た時には重症の場合も多く、血栓が大きな血管に詰まり麻痺などをおこすとほとんどの場合助かりません。

心臓病の検査はレントゲン、超音波検査などを行いますが、血液検査で心臓病の発見が可能になりました(わずかな採血量です)。

中等度以上の心臓病を発見できる感度は85%以上です。

健康診断の際などに定期的に検査することで、心臓病の早期発見に役立ちます。

 

※この検査で全ての心臓病がわかるわけではありません。

 

おしっこが出ません!

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久々の更新になります。

今回は雄猫に多い尿路結石についてのお話です。

尿路結石とは、猫下部尿路疾患(頻尿、血尿、排尿困難などの症状を引き起こす病気)の原因のひとつで、

猫で特に多い病気のひとつです。

雄では雌に比べ尿道に結石が詰まりやすく、完全に閉塞しおしっこが出なくなると腎不全を引き起こし、

命に関わる場合もあります。

結石の種類にもよりますが、現在様々な治療用のフードがあり、これを使って結晶(結石の成分)を溶かしながら、

結石ができにくいように予防していきます。

厄介なのがシュウ酸カルシウムなどの溶けない結晶で、フードでの予防に加えて水分を多く与えるなどの工夫が必要になってきます。

何度も結石で閉塞を繰り返したり、結石自体が処置で取り除けない場合、新たにおしっこの通り道を作る手術が必要になります。

 

  

   尿道内に詰まっていた結石(黒丸)

 

        摘出した結石(わずか2ミリ大)    

 

 

 

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