おしっこが出ません!

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久々の更新になります。

今回は雄猫に多い尿路結石についてのお話です。

尿路結石とは、猫下部尿路疾患(頻尿、血尿、排尿困難などの症状を引き起こす病気)の原因のひとつで、

猫で特に多い病気のひとつです。

雄では雌に比べ尿道に結石が詰まりやすく、完全に閉塞しおしっこが出なくなると腎不全を引き起こし、

命に関わる場合もあります。

結石の種類にもよりますが、現在様々な治療用のフードがあり、これを使って結晶(結石の成分)を溶かしながら、

結石ができにくいように予防していきます。

厄介なのがシュウ酸カルシウムなどの溶けない結晶で、フードでの予防に加えて水分を多く与えるなどの工夫が必要になってきます。

何度も結石で閉塞を繰り返したり、結石自体が処置で取り除けない場合、新たにおしっこの通り道を作る手術が必要になります。

 

  

   尿道内に詰まっていた結石(黒丸)

 

        摘出した結石(わずか2ミリ大)    

 

 

 

おもちゃを食べてしまいました

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異物誤食とは、ひも、おもちゃ、ボールなど食べ物以外の物を食べてしまうことを言います。

異物の種類によりますが、超音波検査、レントゲン検査、バリウム造影検査などを実施し、異物誤食の可能性を検討します。

うんちと一緒に異物がでてしまう事もありますが、中には胃や腸に詰まって閉塞を起こし、

頻回の嘔吐、吐出や食欲、元気がなくなるなどの症状が出ることがあります。

状況によりますが、緊急で手術を行い異物を取りださなければならないこともあります。

 

異物の閉塞により、

胃から先にバリウムがほとんど流れない(バリウム造影検査)

 

胃の中の丸い異物の影

 

小腸内に針の影を認める(レントゲン)

 

 小腸内の針を摘出

 

会陰ヘルニア

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ヘルニアとは、筋肉などに穴が開き、臓器などが脱出した状態を指します。

会陰ヘルニアとは、会陰部(肛門から外陰部の間)が異常に膨れたり、排尿、排便困難などの症状が出ることもあります。

中高齢の未去勢のわんちゃんに多く、男性ホルモンの関与があるという報告もあり、去勢手術も同時に実施します。

基本的に手術でないと治すことが出来ず、様々な方法が考案されてきました。

当院でもヘルニアの状況に応じて縫合して穴をふさぐ方法、人工メッシュを使用する方法などを用いています。

     

著しく膨れた会陰部

  

  

ヘルニア孔から腹腔内の脂肪が脱出

 

 

   ヘルニア孔を縫合 

猫ちゃんの難治性歯肉炎、口内炎

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食事中に口を痛そうにする、涎(よだれ)が出るなどの症状が特徴です。

比較的多い病気で、若齢の猫でもみられることがあります。消炎剤などのお薬で一時的に治まることが多いのですが、

根治を目的に抜歯をすることもあり、抜歯して痛みから解放された猫ちゃんもおります。

抜歯といっても簡単に抜けるわけではなく、少し歯の周りの骨を削りきちんと根元から取ってしまうことで痛みがなくなります。

歯肉炎、口内炎の口内。見るからに痛そうですね。

 

マイクロモーターで歯槽骨を削り、

臼歯は分割します。頼れる機械です。

慢性腎不全

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水をたくさん飲む、尿の量が増える、嘔吐、食欲不振、元気がなくなるなどの症状が特徴です。

血液検査、尿検査、超音波検査等で診断します。

高齢の猫ちゃんで多く、わんちゃんでは予後不良の場合がありますが、定期的な点滴やお薬による治療を行います。

著しく萎縮、変形した腎臓(超音波検査)

腎臓の新しい検査:SDMA

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猫ちゃんは高齢になると腎不全を患う事が多く、一度悪くなった腎臓はほとんどの場合、元に戻りません。

早期発見し、治療してゆくことが大切です。

最近、SDMAという新しい検査項目を利用できるようになりました。

これは、従来の血液検査では腎臓の機能が75%以上ダメージを受けないと異常が表れませんでしたが、SDMAは40%の段階で異常がわかり、今までよりも早期発見が可能なんです。目安は6歳を過ぎた頃から、健康診断も兼ねてSDMAのチェックをお勧めします。

 

 

咳が出るんです

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一犬猫病院では、これから病気の情報も発信してゆくことになりました。

参考になれば幸いです。

今回は心不全について。

心不全は高齢のワンちゃんで多い病気です。

咳(吐くような仕草に似ています)、疲れやすい、重症では失神、呼吸困難などの症状が特徴です。

レントゲン、超音波検査にて診断します。血圧を下げるお薬などを使い治療しています。

 

                        

大きく肥大した心臓(レントゲン)

 

 

 異常な血流を認める(超音波検査) 

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